常夏のミンダナオ島の日差しを受けてまっすぐに育った竹。
ハウスオブジョイではこの竹を使って、職人による高品質な楽器の製作、販売を行っています。

楽器として加工する前に完全に水分を抜くため、2年の月日をかけて乾燥させます。
さらにそれを火で炙って油分を抜き、やっと削り出しの作業が始まります。

まずは市販のリードがぴったり合うようにマウスピースを削り出します。
このマウスピースを削る角度が、柔らかい音色を作る秘訣です。
竹そのものの素材の美しさを生かすため、ニスや塗料は一切使わずに、何日もかけて紙ヤスリで磨いて表面加工をしています。
リードを固定するリガチャーも、金属製のものではなく、天然素材の籐を使っています。

竹サックス



全長約30センチ、C調、全音階、1オクターブ半のスタンダードモデルです。ソプラノリコーダーと同じくらいの大きさですが、出る音は重厚でサックス。指使いも簡単で、すべての穴を塞げばド、ひとつずつ開けていけばドレミファソ、と上って行きます。指使いで半音も出せますし、練習次第では2オクターブまで出せるようになります。旅のお供にも最高の楽器です。袋、フタつき1万円。

竹サックス(模様入り)



音量の豊かさ、音色の美しさ、そして音程の正確さが特に優れている、竹サックスの上級モデルです。模様はミンダナオ島の少数民族の紋様をベースにしたデザインで、一本ずつ時間をかけて彫刻しています。箱、フタつき1万5千円。

竹サックス(湾曲型)



竹をつないでサックスのかたちに作った湾曲型竹サックスです。本体を磨いたときに出た竹粉をつなぎ目を埋めるのに使用しているため、まるで元からこのかたちだったかのような自然な仕上がりになっています。音が上に向かって出てくるので、通常版よりもいっそう明るく、勢いのある音が出ます。見た目のインパクトはもちろん、ギターや打楽器の音量にも負けないのでステージパフォーマンスや合奏にお勧めです。箱、フタつき2万5千円。(サイズは全長35センチと、実際のサックスよりずっとコンパクトです。)

竹サックスの音色のサンプル




竹スピーカー



楽器を作る技術を全て注いで作ったiPhone用の自然反響スピーカーです。上部のスリットにiPhoneを差して立てると、竹の内側で音が反響して、音量が倍増します。また、シャカシャカした高音がカットされ、中音域が増幅されるので、音色に温かみが増します。スリット幅10mm×77mm、保護カバーをつけたままiPhone6、iPhone7が使用できます。2500円。

ご購入をご希望の方は、「お問い合わせ」からご連絡ください。上記以外にもG管やF管といったより低音の出るモデルもあります。購入前に現物を見てみたい、何種類かを吹き比べてから気に入ったものを購入したい、といったお問い合わせにも、可能な限り対応いたしますのでお気軽にご相談ください。